K DUB SHINE御大が文化系のためのヒップホップ入門２の入荷のお知らせに関して、文化系がヒップホップを滅ぼすとおっしゃられた。

文科系というくくりは部活動などの体育会系と対をなす概念で、スポーツに対する芸術活動などを指す。

ヒップホップというものの性質上、文化的でも体育会系的でもあるからして体育会系的ヒップホップの入門方法は、このゲームに入門するもしくは入信するといったほうがいいか。いや、入隊とか入団、体育会系なら入部か。とにかく中に入ってみればわかるという感覚であり、コミュニティというものに身をおくというのが体育会系的ヒップホップといえる。

では、文化系のヒップホップとはどういったものか。それは体育会系ではない方、知識としてのヒップホップを学んでいけば、その中に身を置くことなく入門できるわけで何かを始めるには年を取りすぎたり、忙しい人たちにとっては文化系的アプローチで入門したいところ。

文化系のためのヒップホップ入門はサブカル的な視点で切り込んだように感じた人もいたよう（アマゾンのレビューなんだけど）で、サブカルとはメインカルチャー（芸術や文学とか）と違い、大衆娯楽他、文化として見られていなかったことを文化として見る試みであり、その起きていることに身を置くことよりも眺めている視点になる。

文化系的ヒップホップの見方はやはりサブカル的であり、その中に身を置くということとやっぱり離れてしまうんだろう。

と、いう話をつづけたところでぼんやりと空を切る話ばっかり出そうだから、体育会系的ヒップホップもおもしろいこと多いよっていうことをお知らせする感じでバランスをとってみようと。ただ単に思い出した話掘り起こす前振りかもしれない。

50 centと腕立て伏せ

50セントがTwitterで「自慰行為をやめろ」と呼びかけ…やめるための４段階のステップを指南

50がオナニーやめろツイッターで言ったのに対して、彼女できなかったらどうすりゃいーのよの声に対し、「腕立て伏せをしろ」とありがたいアドバイス。

さらに

50セントがG-ユニットのメンバーに体罰？

クルーのメンバーが十分な働きをしなかった時に、腕立て伏せ20回を命じたという

と、腕立て伏せ好きだなと思わずにはいられない。

ついでに50 centは役者なんかでも活躍していて、主演を務めロバートデニーロと共演したフリーランサー NY捜査線では英語で見ていてもわかる大根役者ぶりが光る。

かと思えばThingsFallApartdenoの役作りのために激ヤセするという別なところで役者魂発揮するところに、体育会系感じちゃう。

運動のことについてラップする

Young Hastle – ” Workout (remix) ” Feat. 般若 & Shingo☆西成 Official Video

文化系的ヒップホップに抜け落ちているという、コミュニティ的要素、集まって何するか的視点を運動で曲に昇華するのは体育会的視点ならではなのかと。

SAY / ペダル feat.般若,SHINGO★西成

こちらも般若とSHINGO★西成。この曲も最初どう受け止めていいかわからなかったけど何かを理解したらしっくりきた。

スポーツといえば96年のChannel LiveのSex For The Sportという曲があった。

個人的、体育会系的ヒップホップ入門書

晋平太 (著)フリースタイル・ラップの教科書 MCバトルはじめの一歩